『銃姫』(じゅうひめ)は、高殿円による日本のライトノベル。イラストはエナミカツミが担当。MF文庫J(メディアファクトリー)より2004年4月から2009年12月まで刊行された。メディアミックスとして、複数のコミカライズが行われた。
引き金を引けば「望んだ言葉を消し去る」ことができる「銃姫」が、キメラのオリヴァントによって盗まれた。メンカナリン聖教団の少年僧兵セドリックは、姉のエルウィング、テロリストの少女アンブローシアと共に、銃姫を取り戻すためオリヴァントを追う旅に出る。
夢のような日々は、思いも寄らない形で終幕を迎えた。忽然と姿を消したアンブローシアを求めて、セドリックは親友ティモシーを頼り、再び旅に出る。しかし、灰海戦でセドリックは魔力槽に深刻なダメージを受け、まったく魔法が使えない身体になってしまっていた。ただの人間に戻った彼は、それでも"絶対信仰中枢"へ向かおうとする。そのころ、暁帝国の皇帝ベルトリーゼは、十万の艦隊を編成し、御代をかけての大親征を行おうとしていたのだった。はたして、竜王アスコリド=ミトとの結婚式へ向かうアンブローシアの真意は。そして、本当の"銃姫"の正体とは!?銃と魔法の本格異世界ファンタジー、ここに堂々完結。