『あなたの一番になれたらいいのに』は小田恒子による日本の小説(ライトノベル)作品。「エタニティ文庫・赤」(アルファポリス)から発売。
かつて、双子の姉・灯里のふりをして、姉の恋人で自らの想い人でもある和範と一夜の過ちを犯した光里。そのことは胸に隠したまま、もう関わるまいと思っていた。それなのに、運命のいたずらだろうか、交通事故に巻き込まれたことがきっかけで和範と再会してしまう。しかも、和範は事故で光里に怪我を負わせた責任を取るように、光里にプロポーズしたのだ。和範に優しくされて嬉しい反面、そこにあるのは愛ではないのだと自分に言い聞かせる日々。――和範は、ただ罪悪感から私といるだけ。彼が本当に愛しているのは、私じゃなくて灯里なのだから――そう思っても、彼を求める心は止められなくて......