『憐 Ren』(れん)は、 水口敬文による日本のライトノベル。イラストはシギサワカヤが担当している。第9回スニーカー大賞奨励賞受賞作。応募時のタイトルは『彼女の運命譚』。角川スニーカー文庫(角川書店)より2004年10月から2005年12月まで刊行された。
退院した鳴瀬玲人は、久しぶりに来た教室で見知らぬ少女・朝槻憐を見つける。転校生かと思うが、他のクラスメイトは前からいると言う。彼女の謎に触れようとした時に傍にいた関係者に異変が起きるなど、不可解に思っていた玲人は教室で憐と二人だけになった時、不気味な違和感を確信する。彼女は、「時の意志」という巨大なものに関係する存在であった。