『鳥は鳥であるために』(とりはとりであるために)は、野島けんじによる日本のライトノベル。イラストは沖史慈宴が担当している。MF文庫J(メディアファクトリー)より、2004年10月から2005年7月にかけて全4巻が刊行された。
憑いた人間に不利益を与えるもの、「呪(じゅ)」が存在する世界。「呪」に憑かれた「呪受者」である小笹志朗はある日突然現れたメイドに拉致され、地域の資産家である水星家に連れてこられてしまう。そして、「呪受者」であることを公表されたくなければ、水星の娘に憑いた「呪」を祓うように脅迫される。
特殊な能力と引き換えに、宿主になんらかのダメージをもたらす「呪」に憑かれた者は、その力ゆえに「呪われ者」と呼ばれて嫌われてしまう。石南花学院に通う高校生・小笹志朗は、「むぅちぃ」というカバ型の呪に憑かれる「呪受者」だ。志朗は、同じ呪受者である水星家のお嬢様・小鳩と知り合い、彼女の行方不明の兄・倭を探すことに。しかし、小鳩の前から姿を消した倭の目的は、呪の影響によって命を削られている小鳩から、呪を消すことだった。志朗もまた小鳩のためを想い、妹の菓や小鳩のメイド夕香とともに小鳩の呪を浄化する方法をさがすが...。不思議な力「呪」をめぐる新感覚学園ファンタジー、完結編。
▼ 言語(Language) |
Japanese | : | torihatoridearutameni |
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