『きゅーきゅーキュート!』は、野島けんじによる日本のライトノベル。イラストは武藤此史が担当。MF文庫J(メディアファクトリー)より2006年7月から2011年8月まで刊行された。
日本初の能力開発専門学校・レゾン学院に通う春日理刀の悩みは、能力者と認定されるために必要な能力値が「100」にどうしても届かず「99」で止まったままでいることだった。どうしても能力値を100以上に上げて一般科から能力開発学科(ペンタグラム)へ編入したい理刀は、魔界産の食物を口にすれば能力値が上がると言う噂にわずかな望みを託し、「魔界の至宝」の二つ名を持つ公爵家令嬢──スキュース・フォンターナの歓迎パーティーに潜入する。
魔界に幽閉されたキュートを助け出した理刀たち。彼らの前に立ちはだかったのは、王家直属の騎士団だった。毒舌丸もやられ、逃げることも叶わない絶体絶命の理刀たちに、最後の一撃が振り下ろされる。しかしその時、助けに入ったのは、一度は王家の命に従ったはずのフォンターナ家のお姉さまたちだった!なんとか逃げ伸びた理刀たちは、お姉さまたちと共に、王家からキュートを守り抜くことを決意する。二人の運命、フォンターナ家の絆、そして人間界と魔界の関係はいかに!?最終章も波乱の展開!大人気異種間恋愛ファンタジー、堂々完結の14弾。