『七本腕のジェシカ』は木村航による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は芳住和之。「MF文庫J」(KADOKAWA / メディアファクトリー)から発売。最新刊は2巻
瀉血奴隷として貴族ヘルマに仕える献身士の少年エドガー。汎不死社会をめざした淘汰を乗り越え、より進化を遂げるための"強攻遠足"のさなかに、エドガーはひとりの少女に出会う。彼女の名はジェシカ。その身に魔王"七柱"を封じ込め、大契約の定めに従い、磨き抜かれた、尊き貴族の魂を喰らう"刈り入れ"の旅を続ける-"七本腕のジェシカ"。自らの住む街を"刈り入れ"によって失ったエドガーは、伝説として語り継がれるその暴虐とは裏腹なジェシカの様子に戸惑うが-。木村航が贈る渾身の本格ファンタジー。ついに登場。
ジェシカに導かれるようにして、都市の内部で自らの主人・ヘルマの秘密に迫るエドガー。新たな事実を目の当たりにするたびに、自らの信念への迷いが生まれていく。一方、双子の内の一人・オフィーリアを手中にしたヘルマは"泉"の秘密を手に入れるべく画策していた。その企みを阻止しようと都市の奥底でヘルマと対峙したジェシカは"刈り入れ"を宣言する。絶対の淘汰圧力の中で明らかになる。"泉"の秘密、そして汎不死社会を創り出した、"詩人ウィリアム"の目的とは-。実力派の筆者が贈る渾身の異世界ファンタジー第二弾。