『ハートレス・ハート』は七尾あきらによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は西E田。「角川スニーカー文庫」(KADOKAWA)から発売。
"世界の敵"とはなんだろうか?ヤバいことばかり考えている奴がそうだというのなら、この世は既に敵だらけだろう。このオレ、霧間凪には難しいことはわからない。だがその善悪の境界線みたいな所をブギーポップの奴は歩いている気がするし...そしてオレが中学生の頃に出会ったあの変わり者の女、九連内朱巳もまた、両方にまたがる場所に立っていた気がする。悪を恐れず、善に怯まず-あの「傷物の赤」はそういう少女だった-生命を停められた被害者たち。どこから襲ってくるか予測不能の敵。無為なる危機に対し霧間凪は如何に戦うのか。そして背後には迫りくる黙示録の予兆が-切ない恋心が"心のない赤"に変わるとき、少女は何を決断するのか。