『秋雨物語』は貴志 祐介による日本の小説(ライトノベル)作品。「角川ホラー文庫」(KADOKAWA)から発売。
失踪した作家・青山黎明が遺した原稿には、彼が長年悩まされていた謎の転移現象の体験が記されていた。霊能者を招くなど転移が起きないよう試みていた青山だが、更なる悪夢に引きずり込まれていくーー(「フーグ」)。前世の報いを背負った青年の生き地獄、この世のものとは思えない絶唱を残したレコード、人生の窮地に立たされた4人が挑む命がけのこっくりさん。秋雨の降るなかで、深い絶望へ誘われる至高のホラー4編を収録。 餓鬼の田 フーグ 白鳥の歌 こっくりさん 解説 杉江松恋