『ここにひとつの□がある』は梨による日本の小説(ライトノベル)作品。「角川ホラー文庫」(KADOKAWA)から発売。
フリマアプリで、「カシル様専用」として箱を出品すると、必ず落札されるーー。ある学校で流行っていたちょっとしたお小遣い稼ぎ。しかし、これにはある決まりがあった。カシル様への箱には、中に何も入れてはならない。中にうっかりメッセージカードを入れてしまった男子生徒の運命とは。(「カシル様専用」) 「すべてのことばをみつけてつなげよう!」 何の変哲もないクロスワードパズル。あなたはそれを解いていたはずだった。普通のパズルとは違うと気づいた瞬間には、もう元には戻れない。(「穴埋め作業」) 中に閉じ込められているものは何か。新進気鋭のホラー作家が描く、恐怖の連作短編集! 「邪魔」 「放課」 「カシル様専用」 「練習問題」 「京都府北部で発見されたタイムカプセル」 「穴埋め作業」 「虹色の水疱瘡、或いは廃墟で痙攣するケロイドが見た夢の中の風景」 「箱庭」