『神様のおきにいり』は内山靖二郎による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は真田茸人。「MF文庫J」(KADOKAWA / メディアファクトリー)から発売。最新刊は4巻
稲村智宏には秘密がある。ごく平均的な高校一年生だが、その秘密があるため微妙に友達づきあいが悪い。実は、妹のような少女・珠枝が同居していることを隠しているのだ。ところがある日、国土交通省の男が現れたことで、智宏と近隣に棲む妖怪たちとの交流が始まることになる。闖入した妖艶な桜の精や石の怪に、穏やかだった日常は賑やかながらも楽しい生活に一変するのだが...!?新進気鋭が贈るネオファンタジック・フォークロアの御開帳です!第2回MF文庫Jライトノベル新人賞佳作受賞作、妖しく楽しく颯爽登場。
最近、智宏の近所では黒衣の麗人が珠枝を訪ねてまわっているという。どうやら珠枝が小さくなったのは、この女性から逃げるためだったらしい。珠枝はネコのマロニャーに霊力を分け与えて放し、追っ手の目を眩ませているというのだが、このままではまた零落の危機。智宏が真剣にマロニャーを捜して霊力を取り戻すことを提案しても、珠枝の意見とはやはり平行線。しかたなくヤマイヌに協力を頼みにいくのだが、なぜか話は妖怪町内会主催・流しそうめん大会へとそれてゆき...???-人と妖怪の不思議な対話の物語。智宏、ゆっくり夏の成長のとき。