『結物語』(ムスビモノガタリ)は、西尾維新による青春怪異小説。〈物語〉シリーズの通巻22巻目として講談社BOXレーベルにて2017年1月に刊行された。イラストはVOFANが手掛けている。
高校三年生の春休みからこっち様々な怪異譚に関わってきた阿良々木暦は、高校卒業後、無事に大学に進学し、国家総合職試験に合格してエリート警察官になる。そんな暦が4ヶ月間の研修のために初めて配属されたのは、地元の直江津署に新設された「風説課」という怪異譚となる前の風説を取り締まる部署だった。半魚人の周防全歌(すおうぜんか)、ゴーレムの兆間臨(きざしまのぞみ)、人狼の再埼みとめ(さいさきみとめ)といった怪異の先輩達や、彼らをまとめる風説課唯一の人間・甲賀葛(こうが つづら)と共に、暦はこの地で噂される怪しい風説を調査していく。