二階の王

『二階の王』は名梁和泉による日本の小説(ライトノベル)作品。「角川ホラー文庫」(KADOKAWA)から発売。

第22回日本ホラー小説大賞〈優秀賞〉受賞作が書き下ろしを加え文庫化!選考委員も驚嘆! 「破天荒な大風呂敷が広げられる。総合的な筆力では今回の候補作中、一頭地を抜いていると感じた」綾辻行人 「『悪因研』の活動が、すべて○○であったとしたら、かなり怖いサイコホラー。違った楽しみ方もさせてもらった」貴志祐介 「邪神との闘いという王道のモチーフに果敢に挑んだ力作。読了後、確かにタイトルはこれしかないと、しみじみ納得」宮部みゆき=== 東京郊外で両親と暮らす八州朋子には、大きな悩みがあった。30歳を過ぎた兄が二階の自室にこもり、家族にも姿を見せない生活が何年も続いているのだ。職場で知り合った男・加東に心惹かれる朋子だが、兄のことは話せずにいた。 そのころ、元警察官の仰木と6人の男女たちは、考古学者・砂原が遺した予言を元に『悪因研』を名乗り〈悪因〉の探索を続けていた。〈悪因〉は人々を邪悪な存在〈悪果〉に変えて破滅をもたらす。6人は五感で〈悪果〉を識別する能力を持つ者たちだった。 〈悪果〉を嗅ぎ分ける男・掛井は、同じショッピングモールで働く朋子への想いを募らせている。そして、掛井の仲間・卓美がある症状を発症し......。===クトゥルー神話を思わせる魅力的な異形描写や、「世界の命運を握る存在」という大掛かりな題材。それらと不思議にも共存する、「ひきこもり」という現代社会的なテーマ。兄の存在と自分の未来に悩む女性主人公ほか登場人物の心情描写のバランスにも注目の作品。装画=藤田新策文庫化にあたり、書き下ろし短編「屋根裏」を収録。

 ▼ 情報(Information)
著者名梁和泉
出版KADOKAWA
レーベル角川ホラー文庫
刊行期間2017年09月23日(1巻発売)
ISBN9784041060537
最新刊1巻
 ▼ 言語(Language)
Japanesenikainoou
0

新刊ランキング(Ranking)

1位 Dジェネシス ダンジョンが...

Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 10[ 之 貫紀 ]
核消失の影響で各国上層部に苦悩の嵐が吹き荒れる中、表面上、世界は何事もなかったかのように平穏が装われていた。大統領との約...

2位 ようこそ実力至上主義の教室...

ようこそ実力至上主義の教室へ 3年生編2 (MF文庫J) [ 衣笠彰梧 ]
MF文庫J 衣笠彰梧 トモセ シュンサク KADOKAWAヨウコソジツリョクシジョウシュギノキョウシツヘ サンネンセイヘ...

3位 時々ボソッとロシア語でデレ...

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん10[ 燦々SUN ]
「俺は、自分が誇れる自分になるために、周防政近に戻る」 周防家当主の座に懸ける覚悟と、選挙戦への揺るがぬ決意。互いに本音...

4位 薬屋のひとりごと 16[ ...

薬屋のひとりごと 16[ 日向夏 ]
累計4000万部突破! TVアニメ大好評放送中! 原作最新刊は流行病の発生がテーマ。猫猫は感染拡大の秘密に迫れるのか? ...

5位 無職転生 〜蛇足編〜3 ジ...

無職転生 〜蛇足編〜3 ジョブレス・レッドカーペット[ 理不尽な孫の手 ]
ビヘイリル王国での決戦の末、勝利したルーデウス・グレイラット。彼と彼を取り巻く人々のその後を描く物語集『蛇足編』。シリー...

6位 敵国に嫁いで孤立無援ですが...

敵国に嫁いで孤立無援ですが、どうやら私は最強種の魔女らしいですよ?: 2[ 十夜 ]
たったひとりで見知らぬ土地に渡り、ザルデイン帝国のエッカルト皇帝に嫁ぐにことになったカティア。狼公爵の領地から帰還したも...