『花火と一緒に散ったのは、あの夏の記憶だった』は邑上主水による日本の小説(ライトノベル)作品。「アルファポリス文庫」(アルファポリス)から発売。
奇跡のラストに涙が止まらない! 号泣必至の青春恋愛ミステリー! 事故で陸上競技を断念した杉山秀俊(すぎやまひでとし)は、新聞部で腐った日々を送っていた。そんな彼に、クラスメイトの霧島野々葉(きりしまののは)は毎日のようにまとわりついてくる。頭がよくて、他校にも知られるほど可愛い彼女だが、秀俊には単なる鬱陶しい存在だった。あるとき、秀俊は新聞部の企画で、都市伝説「記憶喰い」を取材することになる。「記憶喰い」とは、嫌な思い出を「食べて」、忘れさせてくれる存在らしい。そんな秀俊のもとに、企画を知った野々葉がやってきて告げた。「実は私、記憶喰いに記憶を食べてもらったことがあるんだ」