『東京S黄尾探偵団』(とうきょうえすきびたんていだん)は、響野夏菜の著したライトノベルである。イラストは藤馬かおり。コバルト文庫から全28巻が発刊されている。
将来有望なテニスプレイヤーだった行衡は、肩の故障が原因で、特待生だった高校を去ることになった。代わりに入学したのが通信制の黄尾高校。大量のレポートを提出しなければならない反面、登校は週に一度でいいシステムのため、故障のショックで人間嫌いになっていた行衡にとっては好都合だった。ところが静かな高校生活を送っていたある日、行衡の家に兄だと名乗る少年・五月が現れる。黄尾高校の保健室に案内するよう頼まれた行衡は、そこで驚愕の事実を知る。なんと保健室は探偵の事務所を兼ねていたのだ! 驚いている間もなく、その場に事件解決の依頼が舞い込み、行衡はなし崩しにまきこまれることとなる……。