『疾走れ、撃て!』(はしれ、うて!)は、神野オキナによる日本のライトノベル。イラストはrefeiaが担当。MF文庫J(メディアファクトリー)より2008年6月から2016年3月まで刊行された。
世界に脅威をもたらす敵(日本ではその容姿から「ダイダラ」と呼ばれる)の存在に対応するために、中学校を卒業した者は学生兵士(通称「学兵」)として徴兵される近未来の日本。田神理宇は友人たちと共に厳しい訓練期間を過ごし、その期間も終了が近づいた頃、突然呼び出しを受ける。理宇に与えられた指令は、魔導士官・紫神虎紅の護衛士官になることだった。
人類史上最大の作戦から五年――。学兵制度は完全撤廃され、『戦後』の復興は徐々に進んでいた。敵と恐怖を失った人類に残されたのは、破壊され尽くした街とインフラ、そして大量の兵器と、行き場のなくなった元兵士たちだ。ラジオからアナウンサーが、兵役のない平和を享受して育った新たな青少年達を向える町の声を伝えるなか、佐武俊太郎と美冬は、かつての戦火を共にくぐった英雄たちに思いを馳せる。......「死んでないわ、少佐は」「ああ。あいつらは死んでない、絶対にな」 神野オキナが贈る新感覚軍隊アクション青春ラブコメ、遂に感動のフィナーレ!