『忘却のアイズオルガン』は宮野美嘉による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は薫る石。「ガガガ文庫」(小学館)から発売。最新刊は3巻
悪魔を喰らう魔術師と哀れな屍人形の旅。 悪魔が人類の隣人として振る舞っていた時代。魔術師のダヤンと屍人形のアリアは、悪魔退治を生業としながら、旅を続けていた。ダヤンの目的はただ一つ。己が手をかけ、屍人形にしてしまったアリアを生き返らせること。そのために彼は、生と死を支配する悪魔・ガーガヴルドと契約を交わしたのだ。人理を外れた望みを叶えるには、それ相応の代償を払わなければならない。絶対的な契約の元、かつての記憶を失ったアリアに真実を伝えられず、悪魔退治を担わせなければならない日々。ダヤンは本心を隠して、あくまでもアリアを金稼ぎの道具として扱い、露悪的に振る舞い続ける。旅の中で訪れた新たな街。その街の住人はどことなく生気を失ったような様子で、病院を訪れる患者が後を絶たないらしい。そして、その病院に勤める医師の家で、瀕死の重傷を負った娘が奇跡的に回復し、その代わりに息子が死んでしまったという奇妙な噂が囁かれていた。そこに悪魔の匂いをかぎつけた二人は、さっそく調査を開始するのだが......。悪魔を喰らう魔術師と哀れな屍人形の旅路。――これなるは忘却の果てに垣間見る、魂と契約の物語。
北方の守護者。神の使徒。悪魔の子ら。 悪魔が人類の隣人として振る舞っていた時代。魔術師のダヤンと屍人形のアリアは、悪魔退治を生業としながら、旅を続けていた。ダヤンの目的はただ一つ。己が手をかけ、屍人形にしてしまったアリアを生き返らせること。そのためには、アリアの父親にして、ダヤンの魔術の師であるオスカーを捜し出さなければならない。かつての記憶を失った彼女に真実を打ち明けられない制約を抱え、自分を殺した仇と憎まれながらも、ダヤンは自分を押し殺し露悪的な人物を演じていた。わずかな情報を頼りに訪れた北の街。そこでは教会の厳しい戒律により、魔術が禁止され魔術師が弾圧されていた。魔術師である親が処刑され、孤児となった子供が悪魔の子と罵られる歪な街。アリアは一刻も早くこの街から去ることを提案するが、ダヤンはやっと得られたオスカーの手がかりに拘り続ける。しかも、街の教会では奇妙な毒が蔓延する事件が起きているようで、いっそう魔術師に対する教会の目は厳しい。そんな中で、ダヤンたちは北国最強と謳われる異端審問官に目を付けられてしまうのだが......。悪魔を喰らう魔術師と哀れな屍人形の旅路。忘却の果てに垣間見る、魂と契約の物語第二集。
▼ 情報(Information) |
著者 | : | 宮野美嘉 | イラスト | : | 薫る石 | 出版 | : | 小学館 | レーベル | : | ガガガ文庫 | 刊行期間 | : | 2017年07月05日(1巻発売) | ISBN(1巻) | : | 9784094516944 | ISBN(3巻) | : | 9784094517385 | 最新刊 | : | 3巻 |
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▼ 言語(Language) |
Japanese | : | boukyakunoaizuorugan |
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