『蟲愛づる姫君 魔女の王国の終焉』は宮野美嘉による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は碧風羽。「小学館文庫キャラブン!」(小学館)から発売。
最強の蠱師である玲琳王妃の姿が...!? 大陸に君臨する大帝国・斎の皇女にして、新興国・魁の王妃。蟲愛づる姫君こと李玲琳はすでに嫁いで八年半、六歳になる男女の双子の母でもあるというのに......現在、大変な問題をひとつ、抱えていた。実年齢はすでに二十四歳なのだが、現在の玲琳の見た目は我が子と変わらないくらいの幼女になってしまった。というのも数か月前、玲琳はある蠱術の呪いを受け、過去の時間を奪われて若返り、未来の時間を奪われて寿命が縮まったのだ。現状玲琳は、自らの体内に巣食う毒蟷螂の蠱毒を抑えるために全力を使いきっている。ゆえに他の蟲へは力を注げず、結論として蠱師としてはほぼ役立たずの状態にあった。一刻も早く元に戻りたいと願う玲琳だったが、事態はそれを許さず、彼女はさらなる試練に晒されることに......。ある夜のこと、玲琳の夢の中に尊敬する祖母・月夜が現れ、蟷螂のほかに三体の特別な蟲を与えて去った。この四体の蟲を同時に使うと、大陸を血の海に沈める究極の毒を生み出せると言われているが、それを実現できた蠱師は、これまでひとりしか存在しないという。果たして玲琳は最大の苦難に打ち勝ち、最強の蠱師になることができるのか? 「むしめづ」シリーズクライマックス!
▼ 言語(Language) |
Japanese | : | mushimeduru himegimi majono oukokuno shuuen |
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