『ラグナ・クラウン』は、三門鉄狼作のライトノベル。イラストは白田太が担当している。MF文庫J(メディアファクトリー)より2009年11月から2010年5月まで刊行された。「第5回MF文庫Jライトノベル新人賞」佳作を受賞。
"薔薇の悪魔"と呼ばれる生物に、人類が大地を追われて一世紀弱。浮遊都市に逃れた人々は、"薔薇の悪魔"より学んだ超常の力"薔薇術"を操りながら、いまだ長き戦いを続けていた。そして、大規模攻勢を前にした薔薇世紀93年。父王に反対されながらも作戦参加を目指すマキアート王国王女・セヴィリアは、自身の作戦を遂行する"最後の人材"を求め、王立学院を訪れる。そこで彼女が出会ったのは、バカでスケベ、しかしたぐいまれなる"薔薇術"の才を持つ少年・ロックフィートだった-。第5回MF文庫Jライトノベル新人賞"佳作"受賞の異世界ファンタジーが遂に登場。「今度こそ護ってみせる」-騎士の誓いが、いま、全てを切り裂く剣となる。
ベイカー事件以後、急速に距離を縮めつつあるマリアとロック。それに対し、王女セヴィリアがとった行動とは-マキアート学院への転入!?学院を舞台に、セヴィリアとマリアの恋の鞘当てバトルは激化するばかり。そんな、騒がしくも平穏な学園生活を送っていた矢先。ロックたちの目の前に、かつて倒したはずの"薔薇の悪魔"の女王ローズと、ブルーが現れる。身構えるロックらに対し、ローズは転校生としてやってきたと言うが...。一方その頃、無数の"薔薇の悪魔"を従えた異形の影が、センタに迫りつつあった-。ローズの目的とは何なのか?そして王都センタに迫る影の正体とは!?姫に捧ぐバカ騎士ファンタジー、いよいよクライマックスの第3弾。