『ゴールデン・ブラッド』は内藤 了による日本の小説(ライトノベル)作品。「角川ホラー文庫」(KADOKAWA)から発売。
2020年、東京五輪プレマラソンで、突如大規模な自爆テロが発生。注目の集まる大きなイベントに、救急救命士の向井圭吾は後方支援として現場に配属されていた。凄惨な現場で使用されたのは、新開発の人口血液〈ゴールデン・ブラッド〉。たくさんの命を救ったに見えたが、同日、人工血液を開発した病院で圭吾の妹が急死。その後、輸血を受けた人々も次々と原因不明の変死を遂げていく。圭吾は事件の裏に見え隠れする「ゴールデン・ブラッド計画」を追い始めるが......「命を救う」とはどういうことか。新医療技術の悲劇を真っ向から描く、著者渾身の医療ミステリ。