『豚のレバーは加熱しろ(n回目)』は逆井 卓馬による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は遠坂 あさぎ。「電撃文庫」(KADOKAWA)から発売。
“あれ”から一年が経とうとしていた。「豚さんはすっかり、私がいないと生きていけない身体になってしまいましたね」嬉しそうに言うジェスの手には頑丈な鎖が握られている。鎖の先にはブヒブヒと鳴く一匹の豚ーもちろん、俺だ。豚と美少女、二人の奇妙な共同生活がいま、舞台を変えて再び幕を開ける。“あれ”から四年後のメステリアでは、かつての旅の仲間たちが奮闘を続ける。英雄は遂に結婚式を挙げようとしていた。イノシシはかつての飼い主と再会。龍族の青年は双子の子守りに明け暮れていた。世界は刻々と変わっていくが、旅はずっと続いていく。これはそれをほんの少しだけ切り取った、おまけの一冊だ。