『ぼっちの冒険者は、パーティが組みたい。』はくろぬかによる日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は輝竜 司。「MFブックス」(KADOKAWA)から発売。
腕は立つし実績も十分だが、引っ込み思案な性格ゆえにいつもソロで活動している冒険者が居た。その名はダージュ。かつてたった一人で巨大な竜を倒し、街を救った凄腕の大剣使いである。 しかし、彼が英雄として称賛される事はなかった。鉄塊のような大剣を軽々と背負い、武骨な鎧を纏って、兜はほとんど外さない。竜の討伐さえ黙々とこなす姿に人々は恐怖し、竜殺しと呼んだ。 そんな彼の夢は、冒険者に友達を作って固定パーティを組む事。不器用で口下手だが……本当はもっと色んな人と自然にお喋りをしたいのである! 結局一人で依頼をこなしてしまうぼっちの冒険者に、本日も新たな依頼が舞い込むのだがーー いつか叶えるその日まで、心優しき冒険者は人との繋がりを紡いでいく。