『BLACK BLOOD BROTHERS』(ブラック・ブラッド・ブラザーズ)は、あざの耕平による日本のライトノベル作品。および、それを原作とするメディアミックス作品群。本項では主題としてライトノベル作品を扱う。
本作に登場する吸血鬼は「血統によって異なる特性や宿命を持ち、それ故に血や血統を何よりも重んじる」と言う本作独特の概念を持ち、個人個人の個性や精神を尊重する人間とは対照的な種族として描かれている。日光を浴びると灰になる、などの一般的な吸血鬼のイメージは、本作の物語の中では「吸血鬼の実在が発覚する以前に形成された誤ったイメージ」として扱われている。例として、人間が吸血鬼になるのは「吸血鬼に血を吸われた時」ではなく「吸血鬼の血を飲んだ時」となっており(吸血鬼の力の源である血を体の中に取り込むことでその力を得る、と言う理屈である)、こうした独自の設定から、血統の特性として「血を吸った相手を吸血鬼に変える=生きている限り際限なく吸血鬼を増やす」「ほかの血統の吸血鬼も自分と同じ血統に染める」と言う能力を持つ「九龍の血統」(クーロン・チャイルド)と呼ばれる吸血鬼の血統が、異端の存在としてストーリー上の敵役となっている。
ジローは進む。星一つ分の死と再生を繰り返しながら。コタロウ、そして-ミミコ。彼の心臓をノックする、大切な存在の為に-。ついに最後の戦いの火蓋が切られた『九龍の血統』とジローたち。ジローに応え特区へと向かったミミコ、ケインやジャネットら各地の精鋭が特区に到着する中、ジローは九龍王との対決の時を迎える。鍛え直した銀刀を操り『九龍の血統』を圧倒するジローを前に、追いつめられたカーサたちは、最後の手段に打って出る...。「ジローさん!お願いっ。諦めないで!」-大切な、愛する者たち。その為に今、全てを捧げよう。黒き血の兄弟と一人の少女が紡ぐ、血と絆の物語、ついに完結。
▼ 情報(Information) |
著者 | : | あざの耕平 | イラスト | : | 草河遊也 | 出版 | : | 富士見書房 | レーベル | : | 富士見ファンタジア文庫 | 刊行期間 | : | 2004年5月号 - 2008年9月号 | ISBN(1巻) | : | 9784829116296 | ISBN(11巻) | : | 9784829134030 | 最新刊 | : | 11巻 |
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▼ 言語(Language) |
العربية | : | بلاك بلاد براذرز | Deutsch | : | Black Blood Brothers | Español | : | Black Blood Brothers | Tagalog | : | Black Blood Brothers | Русский | : | Братство чёрной крови |
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