『待ち焦がれたハッピーエンド』は吉桜美貴による日本の小説(ライトノベル)作品。「エタニティ文庫・赤」(アルファポリス)から発売。
勤めていた会社を解雇され、貯金もなく崖っぷちの美紅。とにかく食い扶持を得なければと考えた彼女は、ある大企業の秘書面接を受けることを決意する。そうして挑んだところ、実はこの面接、CEOの偽装婚約者を探すためのものだった! しかも、なぜかその場で即採用と言い渡されてしまう。相手となる日系ドイツ人のディーターは冷酷非道な野心家で、美人女優たちと数々の浮名を流す人物。あまりにも胡散臭い話だと訝しむ美紅だが、破格の報酬を提示された上、体の関係も求められず、二週間フリをするだけでいいと聞き、この話を引き受けることに。それなのに、彼は眩いほどの色気で美紅を魅了し、時に甘く、時に強引にアプローチを仕掛けてきて......?