『春の真ん中、泣いてる君と恋をした』は佐々森りろによる日本の小説(ライトノベル)作品。「アルファポリス文庫」(アルファポリス)から発売。
両親の離婚で、昔暮らしていた場所に引っ越してきた奏音。新しい生活を始めた彼女が出会ったのはかつての幼馴染たち。けれど、幼馴染との関係性は昔とは少し変わってしまっていた。どこか孤独を感じていた奏音の耳にふとピアノの音が飛び込んでくる。誰も寄りつかず、鍵のかかっているはずの旧校舎の音楽室。そこでピアノを弾いていたのは、隣の席になった芹生誠。聞いていると泣きたくなるようなピアノの音に奏音は次第に惹かれていくがー。不器用で、失敗だらけの人生だって、いつか美しい音に変わる。思わず涙零れる優しくて温かな青春ストーリー。アルファポリス第6回ライト文芸大賞青春賞受賞。