『異世界列車の車窓から』は棚花 尋平による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は夕薙。「MFブックス」(KADOKAWA)から発売。
日本から異世界に召喚され魔王を倒した勇者ロブ。彼は厄介事を避けるため勇者を引退し、一人辺境の地で年金暮らしを送っていた。だが二年後、なぜか指名手配されてしまう。真相を確かめるべく王都に向かったロブだったが、道中謎の少女アルセリアに「『この世界』から出ませんか」と誘われる。当初は胡散臭さからその誘いを断ったが、己を指名手配したのが救ってやった王国側からだと知り、怒りや呆れを通り越したロブは、面白半分で少女の誘いを受けることにする。そして、目の前に現れるファンタジー世界に似つかわしくない列車のシルエット。ロブは異世界と異世界を繋ぐという『界境列車』に乗り込み、アルセリアとともに新たな世界へと旅立つのであった。