『おいしいふたり暮らし』は小谷杏子による日本の小説(ライトノベル)作品。「アルファポリス文庫」(アルファポリス)から発売。
「あたしがちゃんとごはんを食べるよう『監視』して」。同棲している恋人の垣内頼子に頼まれ、会社員の真殿修は昼休みに、スマホで繋いだ家用モニターを起動する。恋人を監視するなんて、最初は束縛しているようで嫌だと抵抗していた修だが、夕食時の話題が広がったり、意外な価値観の違いに気付いたりと、改めて相手を信頼するきっかけにつながり、二人の仲は深まっていく。元料理人である修が日々の夕飯作りを担当していることもあり、頼子の食生活は徐々に改善され始めたが――