『鎌倉お寺ごはん あじさい亭の典座さん』は遠藤 遼による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は小嶋 ララ子。「富士見L文庫」(KADOKAWA)から発売。
退職したばかりの元営業・空也は、精進料亭“あじさい亭”で雇ってもらうために鎌倉へやって来た。 しかし店主である僧侶・蓮沼竜玄は拒否! ついには、椎茸干しに集中して相づちさえされなくなる。取り繕った理由を話していた空也も、つい言わないつもりだった、この店でなければいけない本当の理由を口にしてしまう。 「このまえ大好きだったばあちゃんが死んだ。堪らなくて、なのに出てきた精進料理が旨くて。味は違うのにばあちゃんの味を思い出した――」 空也の独白に竜玄は......?