『平安あかしあやかし陰陽師 怪鳥放たれしは京の都』は遠藤 遼による日本の小説(ライトノベル)作品。イラスト担当は沙月。「富士見L文庫」(KADOKAWA)から発売。
【彼こそが、安倍晴明の歴史に隠れし師匠!】 この平安の陰陽師たちが最も畏れる男・賀茂光栄(かものみつよし)。安倍晴明の師であり、架空の人物ともされしその正体は――女性とも見間違う年齢不詳の美青年だった。 幼なじみの歌人・藤原為頼(ふじわらのためより)が光栄の元を訪れると、光栄はたぐいまれな観察眼で訪問の目的を見破る。驚く為頼に光栄は微笑んだ。「このくらい見抜けねば、陰陽師は務まらぬさ」そして為頼から語られたのは、麗しき罠に誘われた青年貴族の話で......。 安倍晴明に鬼才と言わしめた陰陽師が、あやしき影と対峙する宮廷絵巻。これより開宴――!